生産事業の会社を立ち上げたい方必見!プロダクトアウトとはどんなもの?
マーケティング用語のなかに、「プロダクトアウト」という言葉があります。
商品を開発し販売するうえで基本となる概念ですが、具体的にどのような意味を持っているかご存じでしょうか?
今回は開発や生産事業を立ち上げたい方に向けて、プロダクトアウトの意味やプロダクトアウトの事例についてご紹介いたします。
【企業するなら知っておきたいプロダクトアウトとは?どんな意味なの?】
プロダクトアウトとは、製造者の理論や計画を優先しながら商品をつくりだすことです。
プロダクトアウトの対義語はマーケットインで、これは顧客のニーズをつかみ、消費者の意見を重視した商品開発を意味します。
高度経済成長期と呼ばれた1950年半ばから1970年代前半は、「良い商品を販売すればなんでも売れる」という時代でした。
いわゆる、ものが大量生産され大量消費される時代で、日用品や家電製品など、その多くが製造者の理論(プロダクトアウト)でつくられた商品です。
しかし経済成長率がプラスになる好景気は長く続かず、不況期になってからは思うようにものが売れなくなり、消費者目線(マーケットイン)でつくられた商品が販売されるようになりました。
プロダクトアウトは古い考え方だと思われがちですが、会社の強みを生かした商品をつくり、独占的な市場をうみだせるのがメリットです。
【会社におけるプロダクトアウトの成功事例とは】
プロダクトアウトによる商品開発・販売をおこない、成功している事例は以下の通りです。
・イヤホン
音楽を外で聞くという概念がなかった当初、イヤホンの需要はほとんどありませんでした。
しかし少しずつ認知度が広まり、今ではイヤホンを利用して音楽を聴くのが当たり前となっています。
イヤホンは代表的なプロダクトアウトの成功事例といえるでしょう。
・電子レンジ
以前は料理をあたためなおしたり、電子レンジを利用して調理をおこなったりといった習慣がほとんどありませんでした。
米国での普及とともに、日本でも電子レンジの価値や価格が見直され、今ではなくてはならない家電の1つです。
・ロボット掃除機
自宅や会社で大活躍のロボット掃除機も、当初は評価が低い商品でした。
自動で床掃除をしてくれるロボット掃除機や、空気をキレイにしてくれる空気清浄機も、プロダクトアウトからうまれた代表的な商品です。
【まとめ】
今回はプロダクトアウトとはどんな意味を持っているのか、またプロダクトアウトの成功事例を簡単にご紹介しました。
プロダクトアウトの持つ意味や戦略を知れば、たくさんのヒット商品を生みだせるかもしれません。
会社の有効な経営手段として、ぜひ取り入れてみてください。
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