計画的な準備が大切!失敗しない物流センターの移転方法をご紹介!
2019.06.29
物流センターの移転を任されたご担当者の方は、現在どのような準備を行っていますでしょうか?
どれくらいの敷地が必要か、人員やシステムはどうするか、とあれこれ考えなければならず、思うように作業が進まないと悩まれている方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、失敗しない物流センターの移転方法をご説明いたします!
【物流センターの移転ではどんなトラブルが起こる?】
まずは実際に起こりうる失敗例について知っておきましょう。
準備不足で新拠点を稼働させた場合、以下のようなトラブルが起こるといわれています。
・商品の保管場所や作業スペースが足りなくなる。
・オペレーションのシステムが整っておらず、出荷が遅れる。
・物の場所が分からず、雑然としている。
・作業員のトレーニング不足による効率悪化。
・システムトラブルから生じる業務の停止。
問題が生じると時間やコストがかかる上に、取引先やお客様にも多大な迷惑をかけてしまいます。
これらのトラブルに注意し、しっかりと準備をすることが大切です。
【物流センターの移転計画の進め方は?】
では、具体的にはどのように準備を進めれば良いのでしょうか?
まずは繁忙期を避けて移転時期を設定しましょう。
時期が決まったらその1年半~1年前くらいから基本計画を検討していきます。
現状だけでなく将来の販売計画を踏まえて試算し、ブラックボックスの解消に努め、慎重にプランを策定することが重要です。
続いて9か月程前の時期に新拠点の運用計画を策定します。
滞りなく新拠点での作業をスタートさせるために、保管・作業スペースのレイアウトや人員投入計画、トラブルが生じた時のバックアップなどを検討しましょう。
6か月前になったらシステムの設計・開発を行います。
日々のオペレーションを効率化させるシステムはテスト期間を十分に設けることで、新拠点での稼働時でもスムーズに対応できます。
3か月前になったら作業員の募集や採用後のトレーニングを行いましょう。
テスト期間を長く設定することで、生産性と品質の低下を防げます。
ロボットやマテハンを導入する場合も、この時期にテスト運用・トレーニングをしておくと良いでしょう。
また、商品の保管場所は出し側と受け側の両者が情報共有し、移転後に商品の場所が分からなくならないように注意しましょう。
商品を移動したら新拠点と旧拠点とを並行して稼働させます。
コストはかかってしまいますが、新拠点で問題が発生した時に旧拠点がバックアップできるので安心です。
また、作業員はOJTで仕事を覚えていくので、新拠点に完全移転した後も混乱を最小限に抑え、安定して作業を行うことができます。
旧拠点から完全に撤退し、新拠点で本格稼働するようになったら完了です。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は失敗しない物流センターの移転方法についてご説明いたしました。
物流センターの移転は準備不足からトラブルが生じることがあります。
混乱を避けるためにもさまざまな面に注意し、事前準備をしっかりと行いましょう。
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