工場の起業時から備えたい「情報漏洩」対策
2020.11.18
工場や倉庫を起業する場合、安定した稼働や従業員の安全面などとあわせて、重要な管理項目といえるのが「情報漏洩対策」です。
近年は、情報資産の価値も高くなり、万が一、情報漏洩がおきた場合の損害は甚大になる場合もあります。
今回の記事では、工場を起業するときから備えたい情報漏洩の対策などについて解説します。
【工場の起業時は注意したいポイント!「情報漏洩が起きる原因」とは?】
情報漏洩が起きる原因として、「不正アクセス」や「ウイルスやワーム」など、外部から受ける悪質な攻撃が、まっさきにイメージされるかもしれません。
これらも原因のひとつではありますが、全体からみると1割程度です。
起業後に心配となる情報漏洩の大きな原因として、実は社内の人為的なミスが起因となっているケースが多いのです。
たとえば、自宅で作業するためにパソコンを許可なく持ち帰り、結果的に漏洩してしまうケース。
許可を得ていても、移動中の電車や車中で置き忘れることなどもあります。
システム担当者などが、サーバーなどのアクセス権の設定を誤ってしまった事例もあり、本来悪意はないものの結果的に情報漏洩につながった原因といえます。
また、気を付けたいのはパソコンだけではありません。
メールやFAXの誤操作、あて先間違いの送信なども、情報漏洩が起きた多くのケースの原因とされています。
全体に占める割合は大きくありませんが、第三者による記録媒体の盗難もあります。
多くの人が働き、出入りする工場では、さまざまな角度からの注意が大切ですね。
【起業する工場で情報漏洩を発生させない対策】
工場や倉庫を起業する際、情報漏洩に対して備える方法は多数あります。
たとえば、人為的なミスに対しては、パソコンや情報媒体の社外持ち出しを禁止にするほか、従業員の教育により、情報の取り扱いについてのモラルを向上させるなども対策として有用です。
重要な書類も、デスクなどに放置せず、鍵付きの場所に保管することを徹底します。
また、工場で使用するパソコンについても、セキュリティソフトの導入は重要です。
OSのアップデートや、貧弱性のチェックも定期的におこなうことで、セキュリティの強化にもつながりますね。
パスワードについても安易に推測されるものは避けて設定し、従業員の異動や退職の際にも変更することも対策のひとつです。
【まとめ】
近年は、個人情報保護など、社会的にも情報セキュリティに対する関心の高まっており、工場においても大切なリスク管理のひとつとなっています。
起業の際には、ぜひ、この記事も、工場と情報資産を守る対策の参考にしてください。
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