倉庫の場所が「第一種低層住居専用地域」の場合の特徴と上手な活用方法とは?
2021.04.19
良好な住環境の維持や自然保護の観点から、地域ごとに都市計画法によって用途地域が定められています。
倉庫を利用する際には、そのような用途地域も考慮しておく必要があります。
そこで今回は、貸倉庫のある場所の用途地域が「第一種低層住居専用地域」であるケースに注目し、第一種低層住居専用地域とはどんな地域でどんな特徴があるのか、またその地域での倉庫の上手な活用方法についてご紹介したいと思います。
貸倉庫を検討中の方へ!「第一種低層住居専用地域」に分類される用途地域の特徴とは?
まず、「第一種低層住居専用地域」の特徴をご紹介します。
第一種低層住居専用地域とは、主に1、2階建てのような低層住宅のための地域で、小規模なお店や事務所などの兼用住宅、幼稚園や保育園、小中学校などが建てられる地域のことをいいます。 一般的に用途地域内では建築物の用途制限だけでなく面積や階数などの制限もあります。
第一種低層住居専用地域では高さの制限や、敷地境界から建物の外壁までの距離を決められた距離分以上離す、外壁の後退距離制限などが定められています。 また比較的ゆったりとした住宅街が形成されるケースが多くなっているのも第一種低層住居専用地域の特徴です。
「第一種低層住居専用地域」にある倉庫の上手な活用方法とは?
住宅地域にある貸倉庫は、近隣や周辺の住民の方々と上手に共存できるような内容や施設として利用すると、意外と喜ばれるケースがあります。
実際にある、第一種低層住居専用地域にある倉庫の上手な活用方法の例をご紹介します。
物流の配送センター
宅配便の集配センターなどであれば営業時間も一般的な定時ということもあり、物流系での活用が多くみられます。
ディスカウントショップなどの店舗
倉庫を改装してディスカウントショップやリサイクル品などの店舗として活用する例も増えています。
ボルタリングジム
少し変わったところでは、倉庫の天井高などを利用してボルタリングジムとして活用している例も見られます。
このように倉庫として以外にも、基本的に騒音が出ない業務内容や24時間稼業などではない営業形態、生活にも便利な業種などに利用するといった上手な活用方法があります。
まとめ
「第一種低層住居専用地域」とはなにかという特徴や、「第一種低層住居専用地域」にある倉庫の上手な活用方法についてご紹介しました。 基本的には住宅街なので、周辺地域に迷惑がかからず周辺住民の方々と上手に付き合っていける業種や営業内容で利用するのがおすすめです。
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