防火扉の耐用年数は何年?貸し倉庫の安全を守るために知っておくべきこと
2021.06.25
貸し倉庫を所有するにあたって、防火扉の重要性について詳しく確認しておく必要があります。
特に耐用年数についてきちんと把握しておかなければ、いざというときに火災の広がりを食い止められず、被害を大きくしてしまう可能性があるのです。
今回は、防火扉の耐用年数の考え方や、定期点検の際の点検項目についてご紹介しましょう。
貸し倉庫の防火扉の耐用年数は?考え方をご紹介
万が一、火災が発生したときに火の広がりを防ぐために、倉庫や工場などには防火扉を設置することが義務づけられています。
もし、知らないうちに防火扉の劣化が進んでいて、火災が発生した際にその役割を果たせなかった場合、死者を出してしまうことになる可能性もあるのです。
そうならないために、防火扉の耐用年数を確認しておきましょう。
実は、防火扉は法律で「耐用年数が何年」と定められているわけではありません。
「重量シャッターとして」の設計耐用年数という考え方だと15年、そして「消火設備として」の耐用年数という考え方だと8年になります。
そのため、防火扉の耐用年数は8年~15年だと思っておくとよいでしょう。
ただし、防火扉の製造会社によって異なる部分もあるため、あくまでも目安として考えるようにしてください。
貸し倉庫の防火扉の耐用年数は?点検項目をご紹介
防火扉は定期的に点検を受け、正しく機能するか確認しなければなりません。
たとえ耐用年数を過ぎていなくても、肝心なときにきちんと機能しないのは困ります。
そのため、耐用年数を気にすることよりも、正常に機能するかどうかの点検を受けることのほうが重要なのです。
点検項目はいくつかありますが、主に、「感知器が作動したときにきちんと連動するか」「扉がしっかり下まで下りるか」「劣化損傷はないか」などを確認することになります。
また、危険防止装置を動かすためのバッテリーを定期的に交換する必要があるため、点検の際に必ずチェックしなければなりません。
バッテリーの耐用年数は4年~5年といわれています。
このように、防火扉本体だけでなく、防火扉に使われている部品の耐用年数についても確認しておくことが大切です。
まとめ
貸し倉庫を所有して管理するにあたって設置する防火扉は、耐用年数を事前に確認しておく必要があります。
防火扉には、万が一貸し倉庫で火災が発生した場合、被害を最小限に食い止めるための重要な役割があるのです。
常にきちんと作動する状態にしておくために、きちんと定期点検を受けて不具合がないか調べておきましょう。
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