貸工場を借りるときは産業廃棄物について知っておこう!処理方法と注意点
2022.03.11
貸工場を借りるときには、産業廃棄物に関する知識を持っていると、ゴミに関するトラブルを回避できます。
産業廃棄物とは、工場や事業所から出たゴミのことで、すべてのゴミを指すのではなく、法令で細かく種類が定められています。
今回は、貸工場を借りようとお考えの方に向けて、産業廃棄物とはなにかと産業廃棄物の処理方法についてご紹介します。
貸工場で事業をするときに知っておきたい産業廃棄物とは?
事業活動を通じて産業廃棄物が大量に排出されると、深刻な環境問題を引き起こします。
そのため産業廃棄物を減らし、分別して再利用をするなど、環境を守るための取り組みが必要です。
産業廃棄物とは、家庭で出される一般廃棄物に対して、事業活動にともなって生じる廃棄物のことです。
さらに産業廃棄物のなかでも、爆発性・毒性・感染性などの症状の有するものは、特別管理産業廃棄物に分類されます。
工場から出たゴミがすべて産業廃棄物というわけではなく、具体的に法令で決められています。
産業廃棄物は法令によって、燃え殻や廃油、金属くず、紙くずなどの20種類に定められています。
また、貸工場の場合「産廃業不可」という記載がある物件もあります。
それは、貸工場の敷地内に産業廃棄物を置いて計画倒産や夜逃げをするリスクが考えられるためです。
貸工場で事業をするときに知っておきたい産業廃棄物の処理方法
産廃業ではなくても、工場で事業をするのであれば産業廃棄物とは無縁ではないでしょう。
そのため、貸工場を借りる前には産業廃棄物の処理方法について知っておく必要があります。
産業廃棄物処理の大まかなステップとして、分別・保管、収集、中間処理、再生処理・最終処分の4つがあります。
まず産業廃棄物は、法令で定められている種類ごとに分別します。
分別したゴミは、収集業者が来るまでに周辺の環境に配慮した適切な方法で保管します。
収集業者が回収したら中間処理と最終処分に進みますが、家庭のゴミとは異なり、最終処分までの責任は排出した事業者にあります。
そのため、マニフェストで管理することが法律で義務付けられており、処理業者に委託する際はマニフェストを交付します。
産業廃棄物では、分別トラブルが多く、分別が間違っていると異物混入によるケガや廃棄費用の増加などのリスクがあります。
誤った分別によって不法投棄とみなされると、罰則が適用されることもあります。
まとめ
貸工場で事業をするときは、産業廃棄物の適切な処理方法を知ることが大切です。
地球の環境を守るためにも、産業廃棄物に対する責任や役割について正しく理解しておきましょう。
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