貸倉庫で使用する電力と動力の違いとは?向いているのはどっち?
2023.07.13
貸倉庫で電気を使用するとき、電力と動力の2種類から選ぶことになります。
電力と動力には、一体どのような違いがあるのでしょうか。
今回は、貸倉庫や貸工場をお探しの方に向けて、貸倉庫で使用する電力と動力の違いとそれぞれに向いている倉庫についてご紹介します。
貸倉庫で電気を使用するときの電力と動力の違い
貸倉庫や貸工場、店舗、オフィスなどの業務用の物件では、一般家庭とは異なり、使用する電気は電力と動力の2種類があります。
電力とは、一般家庭でもおなじみの電気のことで、家電製品などを動かすために使用されます。
2つ穴のコンセントに挿して使うタイプの電気で、「単相100V」と呼ばれるものです。
エアコンなどで使用されている3つ穴のコンセントは、「単相200V」もあります。
電力会社の契約プランでは、「電灯」とされていることもあります。
一方で動力とは、消費電力の大きい機械や業務用エアコンなどを動かすための電気のことです。
「三相200V」と呼ばれており、コンセントは4つ穴のものになります。
三相は単相と比較して、少ないロスで大きな電力を送ることができます。
つまり、動力は電力と比べて、より大きなパワーが必要なときに選択されます。
基本的に動力は一般家庭で使用されることはなく、貸倉庫などの業務用物件も必要に応じて動力か電力かを選択します。
貸倉庫で使用する電気は電力・動力どっち?向いている倉庫は?
貸倉庫で動力を使用したい場合は、電力会社の動力プランを契約する必要があります。
電力と動力の契約プランには、基本料金と使用料金のバランスに違いがあります。
電力の場合は、基本料金が安く、使用した分だけ料金が上がっていきますが、動力は使用料金よりも基本料金が高くなっています。
つまり、電力の場合は使えば使うほど光熱費が高くなりますが、動力は反対にお得になるというわけです。
そのため、さまざまな機械を使用し、エネルギー消費量が多い貸倉庫であれば、動力プランのほうが向いているでしょう。
小規模の貸倉庫の場合、動力プランにするか電力プランにするか悩むポイントではありますが、フォークリフトやクレーンなどを使用する場合は、動力プランのほうがおすすめです。
まとめ
今回は、貸倉庫や貸工場をお探しの方に向けて、貸倉庫で使用する電力と動力の違いとそれぞれに向いている倉庫についてご紹介しました。
電力と動力は使用できる電気のパワーに違いがあり、貸倉庫でも機械をあまり使用しないのであれば、電力プランでも十分でしょう。
月々の光熱費を少しでも安く抑えるためには、どちらが向いているか慎重に検討することが重要です。
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