貸工場を借りるなら知っておきたいサイバー攻撃とは?対策をご紹介!
2023.10.17
貸工場で事業を営む場合、サイバー攻撃を受けないために対策が必要になります。
サイバー攻撃には、具体的にどのような事例があるのでしょうか。
今回は貸工場をお探しの方に向けて、貸工場を借りるときに知っておきたいサイバー攻撃の事例と、サイバー攻撃を受けないための対策についてご紹介します。
貸工場で受ける可能性のあるサイバー攻撃の具体的な事例
そもそも、サイバー攻撃とは、パソコンやサーバーなどに、ネットワーク経由で攻撃を与えることです。
近年、サイバー攻撃の手口は巧妙化しており、企業情報を暗号化して金銭をゆすりとる「ランサムウェア攻撃」や、政府機関の基幹システムをハッキングする「サイバーテロ」などがあります。
さらに、攻撃対象ではない第三者がパソコンやサーバーを遠隔操作してサイバー攻撃をさせる「踏み台攻撃」も増加しているようです。
近年は、企業を執拗に狙うサイバー攻撃も増えており、国内外でさまざまな被害が報告されています。
海外では、米国の石油パイプライン大手企業がランサムウェア攻撃を受け、すべてのパイプラインを一時停止する事態に陥った事例もあります。
米国ではインフラ業者へのサイバー攻撃が多く報告されており、2021年には全体の約1割の制御システムに影響を及ぼしました。
国内でもトヨタ関連企業の工場がランサムウェア攻撃を受け、全工場がライン停止をしたり、ウイルスメールが原因で国民年金機構の情報が流出したりなどの事例があります。
貸工場でサイバー攻撃を受けないための対策とは?
貸工場で事業を営むとき、サイバー攻撃を受けないためには、どのような対策が必要になるのでしょう。
基本的な対策として、まずはパソコンやサーバーにセキュリティ対策ソフトを導入し、ID・パスワードは定期的に変更しましょう。
ウイルスメールなど、メールを通じて攻撃を受けることもあるため、不審なメールやサイトは開かないことも重要です。
経済産業省では、近年巧妙化しているサイバー攻撃に対応するために、「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン」を公開しています。
工場システムセキュリティガイドラインは、貸工場でどのようにセキュリティ対策を進めていけばよいのか、手引きとして使用することができます。
まとめ
貸工場を借りるときに知っておきたいサイバー攻撃の事例と、サイバー攻撃を受けないための対策についてご紹介しました。
サイバー攻撃の対策をしっかりおこなわなければ、企業の機密情報を危険に晒すことになります。
貸工場のシステムを守るためには、経済産業省が公開しているガイドラインをチェックすることをおすすめします。
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