工場で事故が発生したときの対応方法を紹介!
2020.03.11
工場では危険物を取り扱うことも多いため、一般住宅より事故が発生する可能性が高くなります。
自然災害の被害にあった場合は、設備や機械などが故障する恐れもあるでしょう。
日々どれだけ注意していたとしても、事故や災害が発生する可能性はゼロではありません。
この記事は、工場で事故が起きた場合の対応についてまとめました。
万が一のときのための参考にしてください。
【工場でガス事故が発生した場合の対応方法とは?】
高圧ガスを使用する工場では、ガス漏れや火災などの事故が起こる可能性が考えられます。
もしもガス事故が発生した場合、どのように対応すればいいのでしょうか。
以下で詳しく見ていきましょう。
<ガス事故が起きた場合の対応方法>
ガス事故が起きた場合は、落ち着いて対応することが大切です。
- 連絡・通報
- 作業責任者に連絡
- 消防、警察に通報
- 工場内への通達は、火災報知機や非常用サイレン、一斉放送などを使用
- 状況把握・現場対応
- 作業員の安全確認
- 事故現場の状況確認(5W1H:いつ・どこで・誰が・なぜ・何を・どうした)
- 工場周辺の状況確認
- 負傷者の救護や病院搬送
- 負傷者の家族に連絡
- 応急処置
- 設備の緊急停止・バルブの閉止・遮断弁の閉止・脱圧作業
- 火災が発生した場合は消火器や放水で消火活動をおこなう
- 避難が必要な場合は避難要請をする(従業員および周辺住民)
- 労働基準監督署などの関係機関へ通報(通報様式を使って正確な情報を伝える)
- 事故原因の調査
- 警察、労働基準監督署の現場検証立会い
- 警察、労働基準監督署の事情聴取への対応
- 再発防止の検討
- 作業手順書を見直す
- 設備や機械、道具などを改善する
- 社内安全衛生教育を実施する
ガス事故が起きてしまったときは、第一発見者の対応が重要になります。
円滑に対応できるよう、また二次災害が起こらないように、「事故発生時のマニュアル」を完備しておくことをおすすめします。
【工場は自然災害による事故の恐れもある!対応方法と予防の心得】
自然災害とひとことで言っても、地震・台風・落雷・洪水・津波などさまざまな災害があります。
自然災害は避けられるものではありませんが、被害を少しでもおさえるために保険へ加入して予防することが大切です。自然災害が起きた場合の被害は、工場や倉庫などの建物などの損壊、設備や機械の故障、商品の破損などが考えられます。
損害保険はこのような損害を保証してくれるものですが、自然災害の種類によって保証対象が異なるため注意が必要です。
【火災保険】失火やもらい火、放火による火災・落雷・風災・雪災・雹災・水災
【地震保険】地震や噴火、津波による火災や損壊
※火災保険では、地震などで起きた火災は適用範囲になりません。
<保険金額の設定に注意>
保険に加入する際は、建物や設備に対してどれだけの保証をかけるかがポイントになります。
再建築する費用に満たしていない保険金額では、早期復旧させることが難しくなるでしょう。
保険金額の設定は、工場や設備の評価を適正におこなって決めることが重要です。
【まとめ】
ガス事故や自然災害など、工場で発生する事故はさまざまなリスクがおよびます。
今回紹介した対応方法や予防の心得を参考にして、万が一のときに備えておきましょう。
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