第二次産業全国1位!世界も注目する滋賀県の産業の特徴とは?
2020.03.16
琵琶湖のイメージが強い滋賀県。
実は、全国屈指の内陸工業県であり、その理由は滋賀県の立地や自然などの特徴にあります。
この記事では、さまざまな角度から、滋賀県の産業の特徴を分析します!
【第二次産業の生産量シェアが全国第1位!滋賀県の特徴を分析】
滋賀県の県内総生産に占める第二次産業のシェアは、2018年度で45.2%。
なんと全国トップの数字です。
なかでも製造業のシェアが約41.1%で、全国屈指の内陸工業県だということがわかります。
滋賀県は、はかりや麻織物、ガラス製加工素材などさまざまな第二次産業が全国1位のシェアを誇ります。
【滋賀県が持つ土地の特徴がもたらす産業への効果とは?】
滋賀県で第二次産業が盛んなのは、土地の特徴に理由があります。
<特徴①滋賀県は交通利便性がよい>
特徴の1つ目は「滋賀県の立地」です。
滋賀県は本州・四国・九州の中央に位置しており、また国道1号・8号、名神高速道路などの高速も通っているため、物流メリットがあります。
また、JR東海道本線、東海道・山陽新幹線も走っているので、営業に飛び回る際も便利です。
滋賀県の立地と交通利便性がよいという特徴が、多くの工場を誘致してきました。
<特徴②滋賀県は自然に恵まれている>
特徴の2つ目は「滋賀県は自然に恵まれている」ということです。
滋賀県の1/6を占める琵琶湖が持つ、豊富な水資源が産業を支えています。
また、都市部への交通利便などを集中させることで、琵琶湖周辺は工業用地として集約できました。
<特徴③滋賀県は自然災害が少ない>
特徴の3つ目は「滋賀県は自然災害が少ない」ということです。
地震や水害が多い日本で工場を持つならば、自然災害のリスクが気になるところ。
水資源が豊富な滋賀県ですが、2003年~2013年の水害被害額は全国最少。
これは、滋賀県が川の氾濫を防ぐために、早い段階で「琵琶湖総合開発事業」などに取り組み安全性を保ってきたためです。
地震に関しても、1923年以降の90年間で震度4以上の地震回数は22回と、関西エリアにおいても地震が少ない地域として知られています。
<特徴④滋賀県は県をあげて産業を支えている>
特徴の4つ目は「滋賀県の製造業を支援する助成制度」です。
滋賀県は、2015年にあらゆるジャンルの企業の本社・研究開発拠点・マザー工場などを対象とした助成制度をスタートしました。
今後成長が期待される企業の立地・定着を促進することにより、滋賀県の産業振興や雇用拡大などを目的としています。立地に要する経費を助成するもので、1億円を上限に、透過固定資産学の5%以内の助成をします。
県全体として、産業を支えていこうという取り組みの一つです。
【まとめ】
滋賀県は、豊かな自然と共存することで、産業を発展させてきました。
その分、排水基準などは厳しい傾向がありますが、滋賀県に立地できること自体が企業のブランドとしてアピールできるというメリットもあります。
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