倉庫管理システム「WMS」の機能と貸倉庫に使うメリットを解説!
2024.02.11
貸倉庫の賃貸借契約を検討している方は、WMS(倉庫管理システム)の導入を考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
WMSとは、倉庫内の在庫や出荷などの作業を効率化するシステムですが、実際にどのように業務を改善できるのでしょうか?
そこで今回はWMSの導入をお考えの方に向けて、WMSの機能とメリット・デメリットを解説します。
貸倉庫に使える倉庫管理システム「WMS」とは?
WMS(Warehouse
Management System)とは、物流業界でよく使われている倉庫管理システムです。
WMSでは、バーコードやRFIDなどの技術を利用して、倉庫内の商品の位置や数量の正確な把握と管理をおこないます。
そのためWMSを導入することで、在庫の過不足や紛失を防ぎ、出荷ミスや返品を減らすことができます。
また倉庫内の作業員の動線や作業時間を最適化し、人件費や物流コストを削減することも可能です。
貸倉庫に使える倉庫管理システム「WMS」にはどんな機能がある?
WMSには、主に以下のような機能があります。
入荷管理
在庫管理
出荷管理
返品管理
進捗管理
入荷管理機能では、入荷予定や入荷実績を管理し、商品の仕分けや保管場所の割り当てを自動化できます。
在庫管理機能を使えば、商品の在庫状況を正確に把握することができ、商品の棚卸しや移動履歴の記録も可能です。
さらに出荷管理機能では、出荷予定や出荷実績を管理し、商品のピッキングや梱包、配送手配を効率化できます。
その他にも、返品によるイレギュラーな変動への対応や、進捗状況の管理機能なども備わっています。
貸倉庫に倉庫管理システム「WMS」を使うメリットとは?
では貸倉庫にWMSを導入すると、具体的にどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
貸倉庫におけるWMSの「メリット」
貸倉庫にWMSを導入するメリットは、大きく分けて3つです。
まずシステムが人の作業をサポートしてくれるため「作業の精度向上・効率化」が期待できます。
また業務の効率化に割り振る人員が最小限で済むので「コスト削減」にもつながります。
さらにリアルタイムで情報が共有されるため「全体の可視化」が可能になり、状況把握や指示出しが容易になるでしょう。
貸倉庫におけるWMSの「デメリット」
一方でWMSのデメリットとしては、以下の2点が挙げられます。
ひとつは、導入するためにこれまでかからなかった「費用」がかかることです。
導入にかかる費用だけでなく、システムを使用するための社内インフラの整備や、システムの改修にも費用がかかります。
もうひとつは、WMSに慣れるまでに「時間と労力」が必要なことです。
作業者から導入に反対されることも多いので、慎重に教育やコミュニケーションをおこなう必要があるでしょう。
まとめ
WMSとは、倉庫内の在庫管理や出荷作業を効率化するシステムのことです。
入荷・在庫・出荷・返品・進捗管理の5つの機能があり、業務の効率化をサポートしてくれます。
導入することで効率化やコスト削減につながりますが、導入には大きなコストがかかるため、よく検討したうえで導入を決めましょう。
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