工場の暖房費を節約するにはどうすればいい？節約のコツや実例をご紹介！

工場や倉庫をはじめとした多くの企業では、作業の効率化のために冷暖房の使用は欠かせませんが、暖房費は意外とコストがかかってしまうものです。
そこで、今回の記事では、工場や倉庫の暖房費を節約するコツや、節約例についてご紹介いたします。

【工場や倉庫で暖房費を節約するには？節約のコツは設定温度20℃！】

工場や倉庫で暖房費を節約するコツは、暖房を使う際にエアコンの設定温度を20℃にすることです。
意外にも、暖房は冷房よりも空調コストが高くなってしまう傾向にあります。
なぜなら、外気温と室温の差が大きいほどエアコンの消費電力も大きくなってしまうためです。
冷房の設定温度を25℃から28℃とした場合、外気温が30℃であれば、室温との差は2℃から5℃、外気温35℃でも温度差は7℃から10℃程度にとどまります。
一方、冬場の最も寒い時期には、寒冷地でなくても最高気温が０℃から５℃程度となることは珍しくありません。
この場合、暖房の設定温度を20℃にしていても、外気温との温度差は15℃から20℃となってしまいます。
これほどの外気温との差を埋めるわけですから、寒いからといって安易に暖房の設定温度を上げてしまうと、それだけ消費電力が増え、光熱費がかさむことになります。
また、設定温度が20℃では寒い場合、服装で調節するよう従業員に指導してもよいでしょう。

【工場や倉庫での暖房費を節約したい！具体例をご紹介！】

それでは、工場や倉庫での暖房費を節約するための具体例についてもう少し細かく見ていきましょう。
まず、外気温と室温の温度差が10℃以下であれば、一時的に部屋を使わない場合でも暖房はつけたままにしておきましょう。
これは、エアコンはつけ始めの数十分間、室温調整のために最も電力が消費されるので、短いスパンで暖房をつけたり消したりすると、それだけ無駄な電力とコストがかかってしまうためです。
同様の理由で、エアコンの風量は一々手動で調節するのではなく、自動に設定しましょう。
また、暖かい空気が上に溜まる性質がありますので、エアコンの羽根は下に向け、扇風機などをエアコンの羽根の下において、人のいるエリアが暖まるように空気の流れを作りましょう。
ビニールカーテンや断熱塗装などで断熱効果を高めるのも、暖房費を節約するのに効果的です。

【まとめ】

冬場の暖房費のコストは意外と大きく、節約できれば思った以上に大きなコスト削減につながるかもしれません。
今回の記事でご紹介したコツや具体例をご参考にして、今年の暖房費対策を考えてみてはいかがでしょうか。