食品工場でカビが発生する原因について!発生しやすい場所とカビ対策も解説
食品工場を活用しようと考えている方のなかには、注意しなければならないことがないか、気になる方がいらっしゃるかと思います。
とくに、食品工場で注意しておきたいのがカビで、万が一商品に付着すると問題になってしまうため、事前に原因や対策について知っておくと良いでしょう。
そこで今回は、食品工場でカビが発生する原因にくわえて、発生しやすい場所と効果的なカビ対策についても解説します。
食品工場にカビが発生する原因
まず、カビは「真菌」と呼ばれる生物で、酵母やキノコと同じ種類です。
その生物の構造は、菌糸と胞子からできており、菌糸から栄養や水分を吸収し、胞子で増殖していきます。
そして、カビは25~28度の温度かつ、湿度65%以上の環境に食品や、汚れがあると発生しやすくなります。
また、湿度が低くなればなるほど、成長のスピードは遅くなるものの、死滅するわけではありません。
なお、乾燥した状態で成長するカビも存在するため、注意が必要です。
食品工場内でカビが発生しやすい場所
まずカビが発生しやすい場所として挙げられるのが、天井や壁です。
とくに、調理や加工などをする場所は、温度と湿度が保たれているため、増殖しやすいのです。
また、天井にカビが生えると下にいる作業員や食品にもカビが付着する可能性があるので、注意してください。
そのほかには、水回りも高温多湿になりやすく、カビが発生しやすい環境が整っているので注意しましょう。
さらに、多くの食品が集まる保管庫周辺は、一度どこかでカビが増殖してしまうと一気に増え、すべての食品をダメにしてしまうケースがあるため注意が必要です。
効果的なカビ対策
とくに有効なのが適正な湿度・温度管理です。
先述したように、温度25~28度と、湿度65%以上はカビの増殖を早めますので、しっかりとした対策が必要です。
また、湿度が上がりやすい場所は、こまめに換気をすることが簡単にでき、重要な対策です。
そのほかにも、こまめに掃除をして清潔に保つということが根本的な解決につながります。
具体的な掃除方法としては、エタノールを吹きかけて死滅させたり、防カビ剤を塗布したりすると良いでしょう。
このような対策をおこない、カビの増殖を抑えましょう。
まとめ
食品工場において安全な食品を提供するためにも、カビ対策は欠かせません。
そのため、温度・湿度管理はもちろんのこと、カビが生えないように掃除や換気が必要になります。
もし、カビが発生してしまったら、防カビ剤などを使用して、再発防止を心がけましょう。
株式会社トチタテビルディングでは、関西を中心に貸し倉庫・貸し工場物件をご紹介しています。
工場物件を借りたい・貸したいとお考えの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。